eワラントのマイナスプレミアム銘柄について

eワラント投資(とうし)と通常(つうじょう)の株式(かぶしき)投資(とうし)の大きな(おおきな)違い(ちがい)としては、eワラント投資(とうし)には同一(どういつ)銘柄(めいがら)の中(なか)でも回(かい)号(ごう)やコール型(がた)、プット型(がた)などのように数多く(かずおおく)の商品(しょうひん)が存在(そんざい)するということがいえるでしょう。通常(つうじょう)、株式(かぶしき)投資(とうし)では銘柄(めいがら)を選ん(えらん)だ後(あと)は買う(かう)タイミングを考えれ(かんがえれ)ば良い(よい)のですが、eワラント投資(とうし)の場合(ばあい)はそうはいかないのです。ここでは、同一(どういつ)銘柄(めいがら)の中(なか)でも数多い(かずおおい)種類(しゅるい)がある場合(ばあい)、どうやって選ぶ(えらぶ)と良い(よい)かを考える(かんがえる)のに約(やく)立つ(たつ)指標(しひょう)である「プレミアム」について見(み)ていきます。「プレミアム」というのは、満期日(まんきび)までeワラントを保有(ほゆう)する場合(ばあい)に、損益(そんえき)がゼロとなるために対象(たいしょう)原(げん)資産(しさん)価格(かかく)が一体(いったい)何(なん)％上昇(じょうしょう)したらいいのかを示す(しめす)指標(しひょう)です。この値(ね)がもしマイナスである場合(ばあい)は、時間(じかん)の経過(けいか)に伴い(ともない)eワラントの価値(かち)が上昇(じょうしょう)します。これは長期(ちょうき)保有(ほゆう)の場合(ばあい)の判断(はんだん)材料(ざいりょう)としてとても役立ち(やくだち)ます。簡潔(かんけつ)に言えば(いえば)、プレミアムが小さい(ちいさい)程(ほど)、満期日(まんきび)まで保有(ほゆう)した場合(ばあい)のリスクは少ない(すくない)と言え(といえ)ます。ゴールドマンサックスのwebサイトの中(なか)に、「eワラント入門(にゅうもん)セレクション」というページがあります。ここにはeワラントの初心者(しょしんしゃ)を対象(たいしょう)とした、リスクが少ない(すくない)と思わ(とおもわ)れる銘柄(めいがら)が紹介(しょうかい)されています。その中(そのなか)の1つに「米ドル(べいどる) ドル高(どるだか)(コール)型(かた)」という商品(しょうひん)があります。このプレミアム指数(しすう)は-1.17%です。指数(しすう)より考える(かんがえる)ならば、時間(じかん)の経過(けいか)に伴って(ともなって)このeワラントの価値(かち)は上昇(じょうしょう)します。同じように(おなじように)、「ユーロ ユーロ高(だか)(コール)型(かた)」、「豪ドル(ごうどる) ドル高(どるだか)(コール)型(かた)」など、為替(かわせ)商品(しょうひん)にマイナスプレミアム商品(しょうひん)が多い(おおい)模様(もよう)です。最近(さいきん)はなかなか為替相場(かわせそうば)が読みにくい(よみにくい)状態(じょうたい)ではありますが、為替(かわせ)eワラントに長期間(ちょうきかん)投資(とうし)する場合(ばあい)、このようなプレミアムのマイナス銘柄(めいがら)への投資(とうし)も検討(けんとう)する余地(よち)はあるかと思い(とおもい)ます。