為替eワラントとデルタ・ギアリング

eワラントの取引(とりひき)において、「デルタ」は原(げん)資産(しさん)(為替(かわせ)eワラントの場合(ばあい)は為替レート(かわせれーと))の価格(かかく)変動(へんどう)と、(為替(かわせ))eワラントの価格(かかく)変動(へんどう)との比率(ひりつ)を指し(さし)ます。計算式(けいさんしき)は、デルタ=(為替(かわせ)eワラントの価格(かかく)変動(へんどう))/(為替レート(かわせれーと)の変動(へんどう)×原(げん)資産(しさん)数(すう))となります。そしてこの結果(けっか)は、コール型(がた)で0〜1となり、プット型(がた)で0〜−1となります。eワラントとしての価値(かち)が高い(たかい)もの、つまりコール型(がた)においては権利(けんり)行使(こうし)価格(かかく)が低い(ひくい)もの、またプット型(がた)においては権利(けんり)行使(こうし)価格(かかく)が高い(たかい)ものはデルタが1または−1に近くなり(ちかくなり)、逆(ぎゃく)に価値(かち)が低い(ひくい)ものはデルタが0に近くなり(ちかくなり)ます。デルタが0に近い(ちかい)ものについては、投資(とうし)対象(たいしょう)として不適切(ふてきせつ)であると考え(かんがえ)ます。また、eワラント取引(とりひき)において、「ギアリング」とは、原(げん)資産(しさん)(為替(かわせ)eワラントの場合(ばあい)は為替レート(かわせれーと))の価格(かかく)と、(為替(かわせ))eワラントの価格(かかく)との比率(ひりつ)のことを指し(さし)ます。計算式(けいさんしき)は、ギアリング=(為替レート(かわせれーと)×原(げん)資産(しさん)数(すう))/(為替(かわせ)eワラントの価格(かかく))となります。そして、「実効(じっこう)ギアリング」というのは、デルタ×ギアリングによって計算(けいさん)出来(でき)ます。この実効(じっこう)ギアリングが高けれ(たかけれ)ば高い(たかい)ほど投資(とうし)効率(こうりつ)は高く(たかく)なりますが、その分(そのぶん)リスクも高く(たかく)なる点(てん)に注意(ちゅうい)が必要(ひつよう)です。特に(とくに)、為替(かわせ)を対象(たいしょう)としている為替(かわせ)eワラントでは実行(じっこう)ギアリングが高い(たかい)ものが多く(おおく)、50銭(せん)程度(ていど)の円高(えんだか)・円安(えんやす)で大きな(おおきな)投資(とうし)効果(こうか)を得(え)られる場合(ばあい)もあります。為替(かわせ)(ドル、ユーロ)などを対象(たいしょう)としたeワラントはその数(そのかず)も多く(おおく)、自分(じぶん)の投資(とうし)目的(もくてき)にあったものを選ぶ(えらぶ)ことができます。為替(かわせ)eワラントに投資(とうし)をする際(さい)、最初(さいしょ)のうちは満期日(まんきび)が比較的(ひかくてき)先(さき)であり、ワラントの単価(たんか)がそれほど低く(ひくく)ないものを選択(せんたく)すると良い(よい)でしょう。理由(りゆう)は低い(ひくい)単価(たんか)のワラントは、この先(このさき)ほとんど値動き(ねうごき)がないと考え(かんがえ)られるからです。また、そういうものは、満期日(まんきび)が迫っ(せまっ)ているものが多い(おおい)という点(てん)も挙げ(あげ)られます。そうは言っ(いっ)ても、例えば(たとえば)急激(きゅうげき)な円高(えんだか)になった場合(ばあい)は、1ワラントの価格(かかく)が0.1円程度(えんていど)だったものがあっという間(あっというま)に2円(えん)、3円(えん)になっていくということもあります。

eワラント

eワラントの取引において、「デルタ」は原資産(為替eワラントの場合は為替レート)の価格変動と、(為替)eワラントの価格変動との比率を指します。

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