eワラントのスプレッド

eワラントには、販売(はんばい)価格(かかく) (購入(こうにゅう)する金額(きんがく)) と 買取(かいとり)価格(かかく) (売却(ばいきゃく)する金額(きんがく)) との間(あいだ)に一定(いってい)の差(さ)があります。この差(さ)のことを「スプレッド」と呼ん(よん)でいます。すなわち、購入(こうにゅう)した時点(じてん)においてはスプレッドの分(ぶ)だけ損失(そんしつ)が出る(でる)ということになります。そして、実効(じっこう)ギアリングを考慮(こうりょ)した場合(ばあい)においてスプレッドがどのくらいになるのかということを表(ひょう)しているのが「実効(じっこう)スプレッド」になります。つまり、実質的(じっしつてき)なスプレッドを考える(かんがえる)場合(ばあい)には、実効(じっこう)スプレッドを参照(さんしょう)してみるとよいということです。ちなみに「実効(じっこう)ギアリング」というのは、eワラントへ投資(とうし)をした場合(ばあい)に、対象(たいしょう)原(げん)資産(しさん)そのものへの投資(とうし)に対(たい)し、おおむね何倍(なんばい)のリスクを取っ(とっ)ているかが分かる(わかる)指標(しひょう)のことです。ここで、具体的(ぐたいてき)な数字(すうじ)を挙げて(あげて)考え(かんがえ)てみようと思い(とおもい)ます。価格(かかく)が100円(えん)、実効(じっこう)ギアリングが5倍(ばい)、スプレッドが5円(えん)であるeワラントについて分析(ぶんせき)してみることにしましょう。この場合(ばあい)、スプレッドはeワラントの価格(かかく)と比較(ひかく)すると5%ということが分かり(わかり)ます。そして、実効(じっこう)ギアリングが5倍(ばい)なので、価格(かかく)が100円(えん)であっても実際(じっさい)には100円(えん)×5=500円(えん)ということになりますので、購入(こうにゅう)したものと同じ(おなじ)リスクを負っ(おっ)ているということになります。そして、この時(このとき)の実効(じっこう)スプレッドは、スプレッド 5円(えん)÷500円(えん)×100=1% になります。eワラント価格(かかく)だけを見(み)てみるとスプレッドは5%ですが、実効(じっこう)ギアリングは5倍(ばい)なので、実際(じっさい)のスプレッドは1%になります。

eワラント

eワラントには、販売価格 (購入する金額) と 買取価格 (売却する金額) との間に一定の差があります。この差のことを「スプレッド」と呼んでいます。すなわち、購入した時点においてはスプレッドの分だけ損失が出るということになります。

eワラント